点数のつき方に疑問|評価表から感じたシダックス選定の偏り

富士見市の対応

本ページでは、2025年12月の富士見市議会で閲覧された指定管理者選定のシダックスの評価点表を共有します。

以下に掲載している2枚の画像は、市議会で提示された評価点表です。
なお、社会福祉法人富士見市社会福祉事業団の点数部分は、市が黒塗りにした資料しか入手できていません
そのため、事業団の詳細な点数は確認できない状態です。


① 総合点から分かること(シダックス)

評価表の最下段「合計点数」では、シダックスの得点は以下のとおりです。

  • シダックス:委員8人の評価合計1254点

満点185点に対し平均156.7点なので、85%の点数を獲得したことになります。

一方、事業団の点数は黒塗りのため、同条件での比較はできません。


② 点数が集中している評価項目(シダックス)

シダックスの評価点が特に高いのは、次の項目です。

管理運営内容に関する項目(D)

  • 合計:433点(平均54.2点)
  • 配点:65点(全体で最も配点が高い)

この項目には、

  • 入退室管理システムなどのデジタル化
  • 利用者サービス向上の新規提案
  • 業務効率化の提案
  • 地域連携や広報の取り組み
  • 安全管理の仕組み

といった、提案型の内容が含まれています。


③ 入退室システム(デジタル化項目)が高評価だった点について

評価表の中でも特に目を引くのが、
入退室管理システムなどのデジタル化に関する項目です。(蛍光ペンでマーキングしている箇所)

この項目は配点15点中、
シダックスの平均点が14.6点と、ほぼ満点に近い評価を受けています。

一方で、この入退室管理システムは、
事業団が数年前から市に導入を要望していたにもかかわらず、予算がつかず実現しなかったものでもあります。

つまり、

  • これまで市が予算をつけなかった提案が
  • 新規事業者の「提案」として評価され
  • 高得点の要因になっている

という構図が、評価表から読み取れます。


④ 評価構造を見ると分かること

配点の大きさを見ると、評価の重心は次のようになっています。

  • 管理運営内容(D):65点
  • 管理運営体制(C):25点
  • 管理運営方針(B):15点
  • 団体の実績・安定性(A):10点

つまり、全体の半分以上が「これから何をするか」という提案評価です。
これまでの運営実績や現場の継続性は、配点上は重くありません。

この評価構造自体が、結果に大きく影響した可能性があります。


⑤ 個人的に感じていること

これはあくまで一保護者としての個人的な受け止めですが、
評価項目と配点を見ると、シダックスの提案が高得点になりやすい評価設計だったのではないかと感じています。

特に、入退室システムのように「これまで必要とされながら実現しなかったもの」が
新規提案として高く評価されている点には、疑問が残ります。

入退室システムなどのデジタル化が必要だという意見には、私も賛成です。
安全管理や保護者の安心につながる仕組みは、確かにあったほうがいいと思います。

けれど、それ以上に大切なのは、子どもたちのそばにいる支援員さんの待遇や働く環境ではないでしょうか。

どんなに便利なシステムがあっても、
子どもと日々向き合い、気持ちを受け止め、成長を支えているのは人です。
その人たちが不安定な雇用や大きな処遇の変化の中で働かざるを得ない状況は、
結果的に子どもたちの安心にも影響してしまいます。

子どもを大事にする社会であるためには、
その子どもを支える大人が、社会から大事にされていなければならない。

この視点を忘れずに、学童のあり方を考えていきたいと思います。


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